ワークライフ

「問題がない」ことこそ問題

現場ってうまく動いているのは、本当に気持ちいいですよね。問題がないというのは、心穏やかに仕事が出来ます。
多くの会社では、細かく問題も起きつつも、現場の不断の努力によって概ね大事故も起きずに設備も運用されています。

私も時々現場に行って、色々と聞かせていただく機会も多いのですが、その時に出てくるのが「問題がない」ということ。
その度に「本当かなぁ?」と思うこともしばしばです。(まぁ、相手が警戒して言わないというのあります)
確かに、事故に繋がるようなこともないですし、実際に設備は動いている。一見問題ないように見えます。

問題というのは環境によって実は変わってきます。今まで問題が起きていないかもしれないけど、生産物や量が変わるといきなり設備に問題が起きたりします。
生産量が増えて、排水処理設備の負荷が高くなってしまい、問題が起きるというケースは分かりやすいですが、処理量を減らした途端に使用エネルギ量は減ったけども、流動性が低くなってしまい、汚泥に問題が起きたというケースもあります。
結構、絶妙なバランスの元に設備が動いている。まさに、今までの先人の努力の結晶です。

しかし、それだけに「問題がない」となってしまいがちなのです。(担当者の気持ちは分からなくもないです。折角今まで積み上げたものを変えたくないですよね)

ただ、残念ながら環境って激変するんですよね。需要も変動が激しいですし、原価管理も細かくなってきて、生産物も量もどんどん変わってきます。今どき、儲からない商品をダラダラと生産なんてできません。

「まぁ、それは起きてから考えれば良い」という考え方もなくはないですが、それだと何時起きるか分からないですし、その時に潤沢にリソースも解決策もあるかどうか、そもそも「どれくらいで解決できるか分からない」というのは、ビジネスにおいては致命的ですし、働いている人も、もう常に不安にかられてしまい、心理的にもよろしくありません。
つまり、「問題がない」というのは、あくまでも「過去と現在」でしかなく、その先を考えた時にどうよ?と考えていないケースが怖いのです。

これが「問題がない」ことこそ「問題」ということです。

もしかしたら、スタンスの問題以上に、先のことを考えること余裕がないという隠れたメッセージなのかもしれません。

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