BLOG ブログ

データは万能か?

 ちょっと哲学的なお話になるかもしれません。

 データを仕事で扱っていると、気を付けないと「データドリブン」がいつの間にか「データ原理主義」みたいになってしまうことがあります。

 データによって分析を行って、そしてアクションに起こすこと。これはとても重要なことです。

が、「データ」だけでもダメなんです。

 というのも、分析というのは実は前提があります。

 どういう前提かというと「このままの状態を前提に進む」ということです。

あまりにも当たり前のことなのですが、意外とこの前提が抜けてしまうことがあるんですね。

 というのも、データ分析というのは「過去から現在のデータを元に未来を予測する」ということでしかありませんから、必然的に上で記載したような前提条件が入ってしまいます。

 また、取得しているデータだって、確実に全て取れているのか?というと実際は費用面からセンサーを省略したり、直接取ることが出来ないので、相関で置き換えたりとしていて、「完全無欠」なんてありえないのです。

 だから、時にはデータから離れてみて、自ら見てみたり、感じたりして「何かおかしいな?」とか「本当なんだろうか?」と考えることも重要だったりするのです。

 一方、人間の感覚もいい加減なものですから、それを補完するにもデータが重要になってきたりします。

 人間が優秀か?ITが優秀か?というのは、焼き肉と車どちらが好きか?という軸の違う議論になってしまいますし、二項対立というは、あまり良い結果を生み出しません。

 お互いの良い所を持ち合って、そしてお互い謙虚な目線で見れば、色んな世界が見えてきます。

 やはり人間は限定合理的な生き物で、常に想定内というのはなくそれは傲慢な感覚であると自覚したくらいがちょうど良いのかもしれません。