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改革を阻むのも、改革を進めるのもおじさんたちであることには変わりない

 のっけから喧嘩を売るようなタイトルですが(笑)

私ももうおじさんの年齢に充分はいるようになりました。昔は「こいつら、いつまで今のやり方に固執しているんだ」と思っていましたが、今も変わっていません(笑)

 というのも、会社を動かすのってやっぱりおじさんの力が強いんですよ。特に日本の大企業は。

是非、いちど自社の人口構成を見ていただくといいと思うんですが、歴史が長い企業ほど日本全体の人口構成に類似しやすいです。銀行などある一定の年齢になったら、片道切符の出向、転籍というのが起きるのですが、それにしたってグループという単位で見てみると、やはり国の人口構成にどうしても似てきます。

 いわゆる「終身雇用」だったり、「プロパー」なる言葉があるくらいですから、人財流動性が低い会社が大企業では多いので、必然的におじさん達の力が強くなります。

 色んな理由があるかもしれませんが、私は以下の理由かなと思います。

・単純に人の数が多い

・自分が役職が上であっても、やっぱり先輩には気を遣う
・経験がモノを言う

 人数が多いって、やっぱり強いです(笑)

会議でも声の大きい人が勝つのはどの組織でも同じであって、圧倒されたら終わり。交渉事って結局そんなもんで、綺麗事ではないケースも多いです。大きな人が言うと、それになびきますし、新しいことをやろうとしたら、今までやってきたことが否定されてきたように感じられたらアウト。味方になってくれません。

 また、面白いことに否定する側も「抵抗勢力」なるレッテルは貼られたくない(笑)

となると、色んなレトリックをつかって、それっぽい理屈を作ります。理屈の作り方は、長年組織で生き延びてきた人が一番得意とする分野です(笑)これは組織特性だったり、意思決定構造を見誤ると失敗してきた経験がなせる技。これは若手は勝てません(笑)

 また、今は「パワハラ」という言葉にも敏感ですから、パワハラにならないようにレトリックを使うスキルも上がってきています(笑)

 では、おじさんたちは常に抵抗しているのか?というとそうでもないんです。

彼らは彼らなりに「理解できる理屈」とか「乗って良い流れ」を欲しているのも事実。

 一番分かりやすいのは、責任を取る人が「責任は取るから、スピード感もってやって早く失敗せよ」という免罪符なのかもしれません。

だから企画する側は、とにかく分かりやすい言葉で自分の言葉で語る必要がある。

 決して「デジタルトランスフォーメーション」とかいっちゃぁイケません(笑)

もともと人を減らすというよりも、楽にするために、楽にもっと色んなことができるようにテクノロジーは進化してきました。

その分、他のことをやることに時間を使って欲しいんですね。特にもの凄い経験を持っている人であれば、貴重な人財ですから、その時間を無駄なことに使って欲しくないわけです。

 そして、それを言うのもおじさんなんです。若手はそんなこと言えません。

 昔は上を説得するときは「年金払ってもらい続けるために、ここで若手に頑張って貰いましょう」という理屈も使えましたが、残念ながらそれを使える企業が減ってきたのも事実(笑)なかなか難しい限りです。

 どうせおじさん業をやるのであれば、今の果実もいいですが、その先にくる果実ができる土壌を耕す方がいいような気がします。もし、若手が文句を言われそうになったら、おじさん得意のレトリックを使って、煙に巻く方に経験を使ってはどうでしょう?

 私は世代間抗争ほどムダなものは無いと思ってます。どうせやるなら、お互いの強いところを活かした上で、デジタルが得意なら得意な若手に任せて、いざとなったらおじさんが火消しに回るくらいの活動をした方がいいと思います。

 オチは「お互い歩み寄れば?」というだけなんですけどね。

ええ、分かっています。難しいというのも。ただ、この問題というのは、すべからく仲間内の問題なんですよね。