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標準化の落とし穴3

千葉県の台風被害が予想以上に酷いですね。被害にあった方が早く日常の生活にもどれるように心からお祈り申し上げます。

水や風に関しての被害があるときに、意外に見逃されがちなのが上下水道が止まってしまうということ。

上下水道というのは、施設そのものが水に浸かってしまったり、そもそも電気で動いているので自家発電があっても、定格運転が難しいのです。電気と水道は別物だと思われがちですが、意外と連動しています。特にマンションはタンクにポンプで汲み上げていますから、電気が止まるとポンプも止まり、しばらくすると断水してしまいます。だからこそ、風呂水は捨てず入れ替えるまで入れっぱなしにしておいたり、常にペットボトルなどの水は確保しておく必要があるのです。

さて、標準化の落とし穴の続きです。

 今回の落とし穴は「全部標準化しないといけないという思い込み」です。

 真面目な方が多いのか、標準化というと何故か全部やろうとしてしまうんですね。

「標準化原理主義」みたいな感じで、複雑な業務プロセスどうしが密結合状態の標準化をやろうとするんですね。

標準化はプロセスごとの調整も必要で、みんなにいい顔して下手に間をとって

「変えにくい、わかりにくい、使いにくい」標準化をしてしまいがちです。

もう、法律のようになってしまいます(法律は過去に作られた法令との整合性を取らないといけないので、どうしても複雑になる構造があります)

もともと、標準化って技術伝承だったり、スピードを早くするため、基準を明確にするためだったはず。もう、ここまでくると標準化が目的化してしまって、誰も得をしない標準化が作られてしまいます

 乱暴にいうと、標準化は「常に8割」くらいの感じでも充分なくらいです。

完璧よりもスピードとわかりやすさ優先でいくべきなのです。

ダメだったらまた変えればいいだけです。これがまさに改善なのです

完璧を目指すと、却って目的に照らし合わせてみると完璧にならないパラドックスかもしれません