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緊急事態宣言って実は変化対応テストなのかも

リモートワークというのは、実は新しいものでは無く結構考え方は以前からありましたし、「在宅勤務」であったり、場合によっては出張なんてリモートワークの最たるものです。私も昔から出張が多かったので、会社以外で仕事をすることが多かったです。ちょっと古い言葉になりますが、「テレワーク」って言ってましたね。平成3年には「日本サテライトオフィス協会」という組織ができて、日本テレワーク協会になっているそうです。もう組織化されて30年なんですね。

 この協会理念にはこう書いています。「ICT(情報通信技術)を活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方であるテレワークを、広く社会に普及・啓発することにより個人に活力とゆとりをもたらし、
企業・地域が活性化できる調和のとれた日本社会の持続的な発展に寄与する。」

 とてもいいことですよね。
しかし、正直それが主流になっていません。

 いくつか理由があるとは思いますが、日本ならではの理由があるかもしれません。

考えられる理由として

・業務定義(job description)が曖昧で成果評価も曖昧
・成果主義といいつつも、プロセスの定義が曖昧なまま成果ばかりに着目されがち
・そのため、プロセスマネジメントのやり方よりも「目の届く範囲」で仕事をしてもらう方が楽(まぁ、今まで通りです)

みたいなマネジメントや評価の問題にもつながりますし、

さらに追い打ちをかけるように

・高度に発達した公共交通機関の存在とたゆまない進化

があると思います。「1分の遅延」というのは、もう何が何だかという感じです。

もっというと、セキュリティの重要性ですね。

・情報が社外に出ないようにしなくてはいけない

となると、リモートワークを行うには、端末を持ち出したときに「紛失したらどうなるか?」「業務以外に使っているのではないか?」という問いに答えなくてはいけない。

 そうなると、もうリモート(テレ)ワークするようなインセンティブが企業側に湧くわけがないわけです。
 特に困っているわけではないですし、あくまでも「出社する」前提で、短縮勤務やフレックスを組み合わせて「何とかやっている」わけですね。

 ちょっとここで気になるのが、日本テレワーク協会の理念にある「ICTを活用した」という文脈が見られないんですよね。ICTが使われていたとしても、まだ「既存のビジネススタイルの延長線上」で使われているわけです。

 そこで出てきたのが、強制リモートワーク。

 こういうことが起きると、必ず「あだ花」のように出てくる、謎の仕組みやソリューションなのですが、今回もありました。「監視システム」。まぁ、色々とありますが、これ人事的にも悪手だと思っています。ちょうどこのブログ(https://note.com/jacknakamura/n/nf8a2f0f08a66)に書いていました。ので、ここをお読みいただければ(私も言いたいことは沢山ありますがね(笑))

 もう、あくまでも「現状維持優先」なんですね。

 ただ、ここで色々と経験したリモートワークですが、この後の姿をみてみると、労働力が不足が目に見えている状態で、お子さんを育てながら働いている方々にとっては、結構いいやり方だと思いませんか?リモートワークって通勤時間も不要ですし、移動時間も移動コストも0なわけですよ。(今はお子さんを預けることができないので、別の大変さがあります。)通勤がおっくうになったシニアで経験豊富な方々にとっても、いいと思います。
web会議システムもチャットツールもあるわけで、やろうと思ったらいくらでもいいことができるわけです。

 むしろ、勤務体系や勤務地がハードルになって、能力がある人達が埋もれていた社会的損失を回避できる一つの手段のようにも感じます。

 こんなチャンスないと思うんですよね。

 どうせなら、このチャンスを活かしていくと、アフターコロナというか、w/コロナなのか、その後も大きく変わっていく潮流に乗っていくことができると私は思っています。