IoT

アナログに把握するためにはデジタルである必要がある

人というのは、脳の構造なのでしょうか?常に何かと比較しながら物事を見ています。
例えば、デジタルでポンプにあるメーターの数字が、5と表示されたとしましょう。数字に何も単位がないと、なんのこっちゃ分からないですし、初めてその数字に触れる人には、それが何を意味するのか?もサッパリ分かりません。
ところが、メーターにレッドゾーンとグリーンゾーンがあって、2−3がグリーンゾーン、4以上がレッドゾーンがあると「あっ、この5ってヤバイんじゃない?」と分かるわけです。つまり何かと比較して評価をしているんですね。

名人がメーターもみずに、音だけ聞いて「あかん!」というのは、数字と音と状況(情景)が既に経験則からインプットされていて、なかなか測れない情報が沢山頭の中に入っているわけです。まさに経験則。本当にほれぼれする時があります。

これらをよく「アナログ」って言ったりしますね。(厳密には誤用のような気もしますが、人がやることをアナログという文脈で表現しているのかもしれません)

その人が何かを見る時は、常に「比較」して判断しているのですが、この比較対象として「過去」などの「時間軸」による比較をすることがあります。その際に、「同一の時間・曜日」などで比較しているのですが、実はこれがapple to apple(同一軸で比較されていない)ケースがままあります。(メーターに出てくるアウトプットに影響を及ぼすインプットが様々なのに、それらが同一軸の比較になっていない。面積が違うコンビニ同士の売上比較をするようなもの)
しかも、その情報は「点」でしかなくて、点と点の間が大雑把に線が引かれているだけ。つまり、メッシュが粗いケースが多くて「それ、本当?」と思うようなこともあります。

ここで気付いた方もいらっしゃったかもしれません。
「点」ってデジタルですよね?若干哲学的になりますが、「アナログな人間がデータを取得した途端にデジタルになる」不思議ですね。

そして、大雑把なデジタルの間を、「うりゃっ」っと線を引っ張って無理矢理連続データにしてしまっている。
これじゃぁ、大雑把すぎて無理矢理感ありまくりですよね。

本当のアナログにしようと思ったら、実は人がいちいちデータを取得するというのは、実は無理筋なのであって、厳密にアナログにしようと思ったら、実はデジタルにしてメッシュを細かくとった方が、アナログ的になるというパラドックス的な話です。

確かに、設備を確認することには意味がある。しかし、データを取ることは実は価値が殆ど発揮できないのです。
「データ取得は機械に任せれば良い。しかし、機械に丸投げをしてはいけない」という話なのです。案外、これがごっちゃに語られることが多いのです。

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