問題解決

意外と社内にはゴシップがあふれている

これは別に組織内の噂話のお話しではありません。

情報には2つあります。

事実 と 解釈

解釈というのは、何らかの情報を基に導き出される情報なのですが、事実情報がない場合の解釈にはどのようなものがあるでしょうか?

「どうも課長は今度○○支店に異動らしい」
「社長の娘さんが今度△△社に入社するらしいですよ。やっぱりコネ入社ですよね。」
「あの政治家は、人柄が信用できない」

よくある話ですよね?
これらは、全て事実情報が入っていないケースが多いのです。
「らしい」とか「多分」とかの言葉が入ることも多いです。

ましてや、会ったことも無い有名人の人柄って、一体どうやって判断するんだろう?と思うこともあります。

これらは全て解釈情報です。
そして、それらは事実を確認していないケースが多く、伝聞だったりします。

この事実情報に基づかない解釈を「ゴシップ」といいます。

ゴシップというと、何だか週刊誌の芸能ニュースに見えてしまいますが、「事実に基づかない解釈」となると、社内でもよくある話じゃないですか?

「おそらく○○です」
「△△なはずです」

若手社員が曖昧なことを言うと、突っ込むでしょう?「確認をしたんか?」と

まさに、それは的を射ていて、事実情報が入っていない場合は、曖昧な言い方になることが多いですし、聞き手は違和感を感じます。
時々、事実情報を入れずに、言い切る人もいますが、ある意味「思い込み」に気付いていないか、意図的にやっている場合が多いですね。

企業はどんな役職や役割であろうと、大なり小なり意思決定を繰り返しています。
その意思決定は実は解釈と同じです。

「何らかの情報」を基に解釈という行為を行っているのです。

そして、その「何らかの情報」に事実情報が入っているかどうかが、質の良い意思決定かどうかの分かれ目になります。

一方、「何らかの情報」には過去の経験なども含まれていて、「事実だったかもしれないが、証明ができない」情報も含まれます。証明できないということは、残念ながら信頼されない、聞いてもらえないということもありますし、場合によっては「思い込み(既に解釈が進んでいる)」という場合もあります。

解釈を基に解釈をすると、本来実際に起きている事象からどんどん離れて言ってしまい、それこそ「トンチンカンな解決策」が出てしまい、却って問題をこじらせたりします。(伝言ゲームも同じ構造です)

トラブルを起こした企業で、その後の対応がまずい場合、よく広報の仕事の問題にされることもありますが、その根底には「正しい事実情報が伝わっていない」または「事実情報が分からない」ので問題がこじれてしまうのです。広報の仕事は一部でしかありません。

対応(つまり意思決定ですね)がうまい会社は、やはりしっかりと事実情報を掴んでいます(表に出すかどうかは別として)
どれだけ情報収集をしっかりとできるかが勝負になってきます。

いい意思決定をするためには、事実情報をいつでも取り出すことが出来るかどうかが勝負なのですが、残念ながらまだまだその情報収集は人に頼っているのが現状です。(人を介した情報収集、ヒューミントとも言いますが、これはこれでとても大切なことです)
ただ、その情報を伝える人、受け取る人が「事実と解釈」をしっかりと分けることが出来るのであればいいのですが、必ずしもうまくいくとも限りません。まさに「その人による」のです。

この曖昧な中で、正しい意思決定をしろというのが、そもそも無理筋な話なのです。

いい意思決定をするためには、やはり「常に事実情報を取り出すことが出来る」こと。このしくみをどれだけ構築できるかが、会社の行く末を左右すると言っても過言ではないと思っています。

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