ワークライフ

ホウレンソウはタダじゃない

ホウレンソウとは、言わずとしれた「報連相」
報告・連絡・相談の略。よく新入社員の時に、ホウレンソウを怠るなよと言われた経験ありませんか?

実はホウレンソウはもともと、山種証券の元社長山崎富治氏が著書「ほうれんそうが会社を強くする」が、上司側が、報連相をしやすくするような職場環境を作ることが重要であると述べているのですよね。部下サイドに要求するものではないのです。

世間で言われているのは、ホウレンソウされる側にとって都合の良い解釈です(笑)
でも、上司にそんなことを言ってもダメですよ(笑)

でも、さはさりながら、実態はホウレンソウをさせていることも多いのですが、このホウレンソウって幾らかかっているのか考えたことがあるのだろうか?と思うこともままあります。

残業代があるとは言え、副業もない、基本終身雇用だと意外とバルクの人件費についてはアテンションが高いですが、時間単価について意外と無頓着なもの。

計算は簡単なような気もします。

総人件費に総労働時間を割れば、平均人件費が出てきます。(これを狭義の人件費)
ただ、これは直接人件費であって、実際は福利厚生費(法定・任意)に加えて、その人が働くために必要なしくみを入れ込むと、結構な金額になります。(これを広義の人件費とします)
会社によって違いますが、以前計算してみたら広義の人件費でみてみると派遣社員ですら、1時間あたり簡単に1万円を超えていたことがありました。採用区分、雇用区分によっても実際にかかる(仕事に必要な)固定費は変わりませんからね。

ホウレンソウって、普通の会話によるホウレンソウだけに限らず、資料作成、ミーティングなどなど様々な方法で実施されますが、時々頻繁に多くの人員を集めて行っている会議をみていると、「これって、幾らかかっているんだろう」とゾッとすることもあります。

例えば、全国の営業マンを集めた会議をしたとしましょう。

各拠点から営業報告があったとします。
その営業報告を作るために、どれくらいの時間をかけたのでしょうか?
そして、その報告を読み上げるために延べ何時間使っているのでしょうか?

そして、その報告を受けて、前向きな議論がどれくらいできたでしょうか?

人数が多くなれば多くなるほど、残念ながら議論はできません(できたとしても、議論をするのは少数であり、あとは聞いているだけ)

もう、考えるだけでクラクラします。

事実確認だけでいえば、別に集まらなくたってできますが、何故か「ニュアンスが分からない」と高い時間とお金を使って、伝統芸能のように集めることに拘ります。

確かに、実際は事実確認以外の行為が行われているので、意味が無いという訳では無いのですが、それはあくまでも副次的なものでしかないのですが、結構ごっちゃにされてしまい、うやむやになってしまいます。

これでは、働き方改革で労働時間を減らせ!といくら言ってもサービス残業が増えるだけです。

90年代にABC(活動原価計算)というのが一時期流行りましたが、すぐに廃れてしまいました。
原価計算に使われていたのですが、インプットが煩雑なので、少なくなってしまいました。
ただ、厳密でなくても少なくとも1時間あたりどれくらいの費用がかかっているのだろうか?という思考は考えておくといいかもしれません。

働いている人を楽にしよう」で書いたことは、実はやたらと時間をかけることよりも楽にすることが、実はコスト削減にも繋がるのです。

高いホウレンソウよりも、安くて正確なホウレンソウの方がいいというお話しです。

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