問題解決

重箱の 隅をつついて ドヤ顔る そのドヤ顔に 金がかかるとも知らず(字余り)

 ある仕組みを導入すると必ず出てくるのが「滅多に出てこない事象を出して、こういう場合どうするのか?」という突っ込み。

 その事象を経験した人が少ない場合は、誰も答えられません。「想定外」ですから答えようが無いです。

 答えられないということは「検討不足」となり、その仕組みはもう一度「再検討」扱いされてしまいます。

 突っ込んでいる側は、多くの場合は善意で聞いています。「間違いがあってはいけない」という善意です。

 ITの世界では最終的にテストケースをどれだけ作成出来るか?ということとも繋がってきます。

特に不特定多数の人が使うような仕組みの場合は、作成者が想定もしないようなオペレーションをすることもあるので、可能な限りのテストパターンを作って、テストをする必要もあります。膨大になりますね。今はテストケース作成ツールも色々とあるので便利にはなりましたが。

 もちろん、完璧にやろうとするとスピード感は落ちます。

 それだけに、許された時間との見合いで決定する非常に難しい意思決定が求められるのですが、今普及しているようなwebのサービスであっても、当初は機能不足だったり、意外とバグだらけだったりした時代もあります。

 よく見てみると、それは意図的にやっていることもあります。

 つまり、ユーザーにテストをさせているのです。

 ある超有名なインターネット企業の人が言っていました。「自社のサービスはユーザーが喜んで、しかもお金を払ってテストをしてくれている」と。とあるAIスピーカーの商品の話です。

 実は、このようなサービスは止まったところで、大した影響のないようなサービスでもあったりするわけで、その割り切り感は学ぶことも多いような気がします。

 社外に提供するようなサービスであっても、完璧よりもスピード感を優先させ、どんどん改良していく。インターネット経由のサービスの良い所でもあります。

 社内のシステムにおいても、完璧にしようとする「気持ち」は大切なのですが、「発生確率を無視した突っ込みに全部打ち克つ」というパワーはどこまでやるのか?という線引きはしておいた方がいいかもしれません。

 自動車などの組み込みシステムなど、命に関わるようなシステムの場合は別ですが、「この業務はクリティカルパスになるのだろうか?」「どれくらいの発生頻度なのか?」「もし万が一起きた時にどのような対処方法があるか?」ということを冷静に考えて、しっかりと作り込むのかどうするのかを考えた置かないと、スピード感はない、出来た頃には古い。変えるのも大変という巨艦が建造されてしまいます。

 結局は優先順位付けなんですけどね。

 仕事をテキパキと進める人と全く同じです。例外ばかり見ても何も進みません。

 重箱の隅を突いてドヤ顔するのはもうやめましょう。

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