問題解決

自分の経験だけで語る「うちは特殊」

 何か仕組みを変えると出てくるのが「うちは特殊なので」

 私はは問題意識があるお客様に恵まれているからでしょうか、その言葉も最近あまり聞かなくなりました。

 仕事柄色んなお客様の仕組みと向き合うことが多く、「へぇ」「なるほど」と思うことも多々あります。それゆえ、色んなやり方に向き合うことがあって、お客さまよりも知っているサンプル数が多いコトも多いです。(これこそ外部の専門サービスの存在意義ですね。むしろお客さまよりもサンプル数をしっかりと持っておかないといけないとも思っています)

 その中で「うちは特殊だから、あなたの言っていることは当てはまらない」という言葉が返っているのです。

 まぁ、私もあまりその他社の事例をそのまま当てはめようなんて、1ミリも思っていないのですが、そこは私の伝え方の悪さもあるのかもしれません。

 ただ、このメッセージって残念ながら、業績がパッとしない(というか、ズルズルと低下している会社)で良く聞きました。

 しかし、その会社の組織特性やビジネス特性をみても、何ら特殊性が感じられないんですね。他でも見たことがあったり、以前に類似していたものだったりすることが多いんです。(だからズルズルと生活習慣病のように、会社の状態が死なない程度に悪化してしまうのですが・・・)

 さすがにお客様にいきなり「いや、他でもありまっせ」と言っても何も解決しないので、話を聞いているのですが、何度聞いても特殊性がない。そして、相手は自信満々に「うちは特殊だ」と言うわけです。

 こういうパターンは、元も子もないこというと、残念ながら「勉強不足」。これにつきます。

(時にはパターン認識がそもそも不得意というものもあったりします。これは別の問題です。)

 つまり、自分がやっていることしか見えていないので、他がどうなっているのか全く分からない。

なのでオンリーワンになってしまうんですね。

 せめて他社はどうしているのか?ということを調べてみればいいのですが、それすらやっていないケースも多いのです。

別に他社と同じことをする必要性はないけども、他を知った上で「意図的に」やることすらせずに、「今のままでいい」ということを言うために、根拠のない特殊性を持ち出してしまう。

 このようなケースが目の前の人だけだったら、まだ救われますけどね。こういう発言がまかり通っているとうのは、残念ながら組織の中でそれがもう当たり前になってしまっている。

 これは悲劇です。

 いきなり業績が悪くなったり、悪化しないから気付きにくい。

ジワジワと真綿が首を絞めるかのごとく、知らない間に組織を蝕んで行くのです。

 反面教師として、学びも多いです。

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