ワークライフ

タスクにかける時間は短いのに、何故か仕事に時間がかかる怪

 効率性を高めるとか、無駄なものを省こうというような運動は昔からやってますね。
これってとても重要だと思います。

 だって、無駄と分かっていることをやることほど、人間の活力を奪うことなんてありません。

 この効率性だとか無駄というのは、「お金」という経済価値に置き換えて考えることが多いのですが、それはそれでいいのですが、お金という最終指標に行き着く前に、時間というKPIが意外と無頓着だったりするんですよね。

 生産現場(特に流れ作業などの擦り合わせビジネス)においては、労働者が何歩動いているか?など細かく時間管理をして、乾いた雑巾を絞るような血の滲む努力をされています。

 プロセスが連続して有機的に繋がっている業務の場合は、時間というのが見えやすいので取り組みやすい効率化の一つとも言えます。

 しかし、業務が多岐にわたったり、現場で柔軟な判断が求められるような業務、さらには意思決定の場合は、何故か時間にたいして無頓着になってしまうことがあります。

 何かプロジェクトを行う際に、ガントチャート(線表)を書いたりしますよね?

 そこに「○○の検討」というタスクが入っていませんでしょうか?

 しかし、ずっと「検討業務」なんてしているのでしょうか?

 悩む行為はしているかもしれません。ずっと頭の片隅から離れないようなことですね。本当に悩むと夢にも出てくることもあります。

 しかし、実態としては「検討」なる行為は他の業務と同時並行で行うことが多く、実際は何日も行うと言うよりも、その期間の間に1時間以内で何回か考える時間があるというのが現実ではないでしょうか?(ずっと一つの仕事に注力できるというのは、相当恵まれていますね)

 このいくつもの業務が同時並行で動く場合、どうしてもそれぞれにかかる時間が短いので、トータルでかかる時間に無頓着になってしまいがちです。

 また、「検討」するにしても、インターバルがあくと「前の話は何だっけ?」となりますから、結局「のりしろ」が沢山できてしまい、掛けている時間の割には陳腐なアウトプットになりがちなのもこの仕事の特徴です。

 「検討」の先には何があるでしょうか?

 「意思決定」ですね。

 誰でも大なり小なり意思決定をしているというのは、以前に述べましたが、この「意思決定」というのは瞬間でしかありません。ですから時間換算のしようがない。

 ところが、端から見ると「検討開始から意思決定まで」の時間を見られますから、「遅い!その割に陳腐だ」と言われる構造なのかもしれません。

 本人達は、時間をあまりかけていないのに「遅い」と言われるのはまさに悲劇。

かといって、「中途半端にやってます」なんて言えませんから、もうなすがままの状態になってしまいます。

 結局はプロセスの組み立て方の問題なのかもしれません。

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