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社長の現場巡回で問題が見つかる組織はマトモな組織

 メーカーだと定期的に社長が工場巡回をしているところは多いですね。

この工場巡回の意味合いには色々あります。

 工場の様子を確認する

 問題発見・解決

 現場社員の激励

 その他にも取材が入ったときに、一緒に行くことによって広報的な意味合いも持ったりします。

 これはこれでいいのですが、様子を確認するとか問題発見や解決を目的としているときに、時に??と思うことがあるんですね。

 「今年は○月○日に社長が来られる。巡回されるに当たって持ち場をしっかりと綺麗にするように」というお達しがくるんです。

 社長が来られるに当たって赤絨毯をいきなり敷き始めるんですね。

 で、来て綺麗な工場、生産現場、一生懸命働く社員が見せられる(魅せられる?)わけです。

 来賓がいらっしゃるというのであればいいのですが、社長は来賓じゃなくて身内なんですよ。本来は。

 まぁ、見方を変えると、やっている側も分かっていて「私(社長)が行くタイミングで大掃除をさせる」というのもあるのかもしれません。

 が、ここで問題が起きるのが「突貫工事で上手く行っているようにみせかける」という行為です。

 どうせ来るので綺麗にしておこう、問題解決をしておこうということであればいいのですが、残念ながらそうでないケースが多いんですよね。

 やっぱり、指摘されたくないという気持ちが働くのかもしれません。

 ただ、気を付けておきたいのは、しつこいくらいに言っていますが「問題解決をするには可視化しないといけない」わけです。

 ですから、問題を隠したところでまたどこかで問題は必ず発生します。

 むしろ社長の現場巡回で問題が見つかるというのは、むしろ問題が表に出ているわけで、問題解決しやすい組織なのです。とってもいいことなのです。

 もし、指摘された側が「社長の前でけしからん」と後で叱責されたり、罰せられた途端にどうなるか。

 組織の構成員は学習しますから、問題を隠そうと何とかします。そして問題解決が遠のき、どこかで大爆発してしまうんです。

 やっぱり問題は隠してはいけないのです。問題は解決することが重要なのです。それが働く人を守り、そして会社を守ることに繋がるのです。

 そのためには、設備などの仕組みも「見える」ことが重要になるのです。

今、「問題が起きていないから大丈夫」というものでもないのです。

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