問題解決

「正解」を求めることが時には「不正解」になるパラドックス

 引き続き東南アジアの出張先からブログを書きます。

 前回、「30年くらい前のメンタリティー」で見ていないか?ということを書きましたが、デジタルデバイドなんて既に無いにもかかわらず、未だに30年前のルールで見てしまうのは何故なのだろうか?と考えてみました。

 現地をそもそも見ていないので、事実情報を知らない

 というのが大きいかもしれません。いくらインターネットが発達したからと言って、やっぱり写真で見るだけではそこにある雰囲気や息づかい、熱気などのコンテキストは理解できないと思っています。

 さらに実はもう一つあると思っています。

 そもそも意思決定のスピードが遅い(遅くなった)

 中国企業と日本企業の意思決定のスピードの違いは比較される話題は多いですね。

 海外で交渉をして、中国企業の場合はその場で決めてしまう。もしその場で判断できなかったら、会議中でもその場電話して決めてしまう。一方、日本企業の場合は「日本に帰って本社と検討してみます」という奴です。

 みかたによると、日本の企業はガバナンス上良いようにも感じます。しかし、同時にスピード感がない。もしかしたら、「どこまで決めて良い」というラインを決めていないグレーゾーンばかりというがあるのかもしれません。

 ただ、面白いのはグレーゾーンばかりだったら、それを利用して決めてしまえば良いのでしょうが、グレーゾーンだと判断が付かないから決めないという方向に動くのも、面白いですよね。書いていて、私もそういう状態に陥ってしまうことがあります。

 グレーゾーンだと、「やる」のと「一旦止まる」のは何故なのだろうか?と考えて見ると、私は実は「正解」を求めてしまう癖にあるんじゃないかとも思っています。

 私もよく聞かれるんです。

 「これ、合ってますかね?」

 いつも「知らん。正解があったら俺が教えて欲しいわ」と答えています(笑)

 ビジネスは正解なんてありませんし、ベストを探し続けるしかないですし、それはどの国であろうと、どの会社であろうと関係ないのですが、往々にしてスピード感が遅くなってしまうのが、「正解が出るまで動かない(動けない)」という奴です。

 とりあえず動いてみて、どうも違うと思ったら方向転換すればいいだけなのですが、最初から正解を求めるがために、動くまでに凄い時間がかかってしまうのもあるかもしれません。

 そりゃ、グレーゾーンで動くということは、正解なんてないわけですから人によって見立てが異なるわけですから、議論百出するかもしれません。

 確かに合意はあるに越したことは無いのですが、誰もが納得する合意を作るのは、一方ではスピード感の低下に繋がってしまう。それは結構な致命傷になりうる。つまり「正解」を求めると「不正解になる」という逆説的なことが起きてしまうのです。

 スピード感の低下というのは、デジタルにおいては本当に致命的です。

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