ワークライフ

「完璧」を保身のためにしても保身にはならないパラドックス

 「ITは完璧じゃないと動かない」と言いますが、ホンマですかね?というお話です。

 「ITの完璧」というのは、別にITに完璧なんてなくて、「動かない」とか「エラーを返す」というのも、ロジカルに命令に従って値を返したにしか過ぎません。

 つまり、「完璧」というのは、実際は人間が定義する「完璧」のレベルでしかなく、ITはあまり関係なかったりします。

 となったときに、人が定義する「完璧」というのは「要件の定義」と思って頂いて結構です。

 つまり「完璧」にもレベル感があるのですが、「全部全て完璧に」ということは美しいようにも感じる反面。どれくらい時間がかかるのか?ということも同時に考えておかないと、「いつまで立ってもリリースされない作りかけの無用の長物」になってしまいます。

 突き詰めるというのは、姿勢としては私は美しさを感じますし、シンパシーを感じます。

 しかし、それは趣味・嗜好の世界になってないかという冷静な問いも必要です。

 求めるレベルが高いのは悪いことではありません。

 しかし、それは本当に「趣味・嗜好」「高いレベル」が目的なのかも怪しい時があります。

 そう、サラリーマン世界でよくある「文句を言われないように、全部の要件を入れ込む」という奴です。

 そうなると、複雑怪奇なシステムができあがります。システムというは、常に変化し続けるものであり、複雑怪奇なものができあがると、どんどん変化対応ができなくなってしまいます。

 作るのはアホほど時間がかかり、お金ももの凄く金がかかる。作ったら作ったで変化に弱い。

 誰も幸せになりません。

 自分がかわいいのは事実ですが、保身がスピード感を削ぎ、引いては会社を危機に陥れることだって充分あるのです。というか、できあがったシステムや仕組みを高い評価なんて誰もしてくれない。結局は保身すらできないのです。

 もうそんな不幸の再生産はやめましょう。

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