テクノロジー

「無用なデータが多いからデータ収集は無駄」ではない

 とある資料でインターネットを介したデータの流通量にかんする資料がありました。

そのデータによると「流通量は増大しているが、利用量は大して増えていない」というデータでした。

 流通量と利用量の比率でいくと、約15年前だと1:14,000にたいして、今後は1:100,000以上の差が出てくるだろうと予測されています。使っているデータが流れているデータの10万分の1です。

 如何に使われていないデータが多いか分かりますね。

 流通量には様々なデータ含まれますが、何よりも市場の多いのが動画(さらに監視カメラ)が圧倒的に多く、どんどん蓄積される一方です。しかし、人が利用するのはたいして増えていません。

 いくらインターネットが普及し、スマホが普及しようとも、時間は増えません。日本においても海外に於いてもスマホの普及は爆発的普及フェーズから、踊り場フェーズに入ってきているでしょうから、処理量が圧倒的に増えるのはもしかしたら難しいのかもしれません。

 一方、企業においてはどうでしょうか?

企業も同じかもしれません。どんどんデータは蓄積される。しかし、そのデータを利用して何をするかがないと、どうにもなりません。それどころかデータがありすぎて、データの海に溺れてしまうことになりかねません。

 結局は、「何をしようとするのか?」によって必要なデータが決まってくるのですが、残念ながらそれだけでもないんですね。

 「●●をしたい」→「▶▶というデータが必要だ」というのを「仮説アプローチ」と言ったりしますが、実はこれは「想定した範囲内」のことしか分かりません。想定外だらけの変化が激しい中で、果たしてそれだけで対応できるか?

 残念ながら「否」でしょうね。

 仮説アプローチにたいして、探索アプローチというのもあります。

 これは、データありきで現象を見つけることで、これには様々な手法もあり奥深い世界ではあるのですが、結論からいうと「データがあるのは当たり前」であって、その上で「そこから何が言えるのか?」とか「何をしようとしているのか?」という両面からアプローチしないと、変化の激しい状態では対応しきれないということでもあります。

 よく「うちの会社はデータはあるけども利用されていない」というのは、改善や分析のためのアプローチがされていないか、アプローチの仕方を間違えている可能性が高いと思った方がいいです。あと、データがデジタイズされていないというのもありますね。

 「うちは別に分析はいらない。だからデータ収集は無駄」というのは、採用するのに困らない、頑張っていれば何とかなってきたという時代だったらいいのかもしれませんが、もうそんなことを言っている場合ではないのです。

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