問題解決

変化に対する抵抗?あるに決まってるでしょ

 新しい技術や仕組みを導入すると、必ずと言っていいほど反発や抵抗は起きます。

・使いにくい

・面倒くさい

・分からない

 色々とありますが、まぁ反発はデフォルトです。だって、変化を受ける側というのは多くは「未経験」に直面しますからね。

やってみればええやん、という人はいいのでしょうけども、それは少数派だと思った方がいいと思います。

 では、何故人は現状維持になりやすいのか?というのが今回のお話です。

 反発や抵抗が起きる理由には色々とありますが、人は基本的に環境適合して少しずつ変化しながら生きています。知らず知らずのうちに環境適合しているんですね。

 だったら、なんで環境変化に抵抗するんだ?と思うかもしれません。

 それは「変化が見えるから」(笑)

見えないと知らず知らずのうちに、変化するんですが、見えると現状とのギャップが見えてきます。そして、そのギャップを埋めるためのプロセスも見えてくるんですね。

つまり、どういう面倒くさいことが起きるかというプロセスがハッキリと提示されるわけです。

そりゃ抵抗します。

 だって、面倒ですもの(笑)

ただ、これって面白くて「約半分の人が受け入れる」と認識した途端に、黙って変化を受け入れる人達もいます。

 「面倒くさい」と抵抗することが「面倒くさい」のです(笑)

 ただ、会社の中では「面倒くさい」というと「仕事する気が無い」と思われてしまい、本人にとって非常に不利益になる可能性が高いので、それなりの言葉を組み立てます。

 「移行にかかるコミュニケーションの増大、およびプロセスの増大によって、移行コストが増大してしまう。確かに今回の提案は必要とは思料いたしますが、時期尚早ではないでしょうか?」

 それっぽいでしょう?(笑)そういう作文が得意な組織は本当に要注意です。

 実は抵抗にも変化・変革のフェーズによって、種類が変わってきます。

 まず大雑把に、変化や変革を起こすとすると、1割賛成、1割反対の層が出てきます。

これはどのフェーズも同じです。何かをやったら、ずーっと延々反対を言い続ける層は必ず存在します。

 では、残りの8割はどうなのか?というと、「なんとなく」層です。

明確じゃないんです。つまり浮遊層(富裕層だったらいいのですが(笑))

「なんとなく」賛成なんだけど、いちいち言うとこれまた「面倒くさい」

「なんとなく」反対なんだけど、いちいち言うとこれまた「面倒くさい」

「どっちでもない」というか、そもそも「興味ない」

 別に、面倒くさがり屋ばかりじゃないんですよ(笑)あくまでも表現上の問題で。

 そこまで積極的に動くまでのメリットを感じられないんですよね。それ以上に優先する何かがあるのでしょう。そりゃそうです、みんなそれなりに忙しい。

 面白いのは、この層も「プロダクトライフサイクル(PLC)」と同じように、「積極的賛成層(イノベーター)」→「消極的賛成層(アーリーアダプター)」→「無関心層(アーリーマジョリティ)」→「消極的反対層(レイトマジョリティ)」→「積極的反対層(ラガード)」という順番で変化対応がすすんでいきます。

 ここまでお気づきになったかもしれませんが、実はマーケティングそのものなのです。

「会社の人間だから方針を受け入れる」のではなく、マーケティング的アプローチを応用していくと、いつの間にか変化した状態を作ることだって不可能ではないのです。緊急時は別かもしれませんが、毎回緊急時のようなハードランディングばかりでは組織が疲弊してしまいます。やっぱりソフトランディングも必要なのです。

 社員だって、お客様と同じように感情を持った人間ですから、根本は同じなのです。

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