問題解決

過去を否定するから変われない。過去は過去、今は今

 新しいことをやろうとしたり、何かを変えようとした時には「必ず」抵抗があります。

抵抗がないとおかしいと思ってもいいくらい。

 「そうですね!やりましょう」と全員が異口同音に言うと、私は却って疑います(笑)

 だいたいそういうケースは何らかの落とし穴があるようなきがするんです。疑り深いですかね?(笑)

 というのも、新しいことをやろうとしたりする時には何らかの今までやってきたこととの不整合は必ず起きます。

そして、実際に実務を回す人は、その不整合を何とかする大変さを分かっています。

 さらには、今までの仕組みを作り上げてきた人は、時には自分がやってきたことの否定に捉えられるケースもあります。

ちなみに、良い子のサラリーマンは「今まで自分がやってきたことを否定するのか!」なんて真っ向から言う人は殆どいません。

「良いアイデアだと思います。流石ですね。一方で実際に実行をする際には、なかなか変えなくてはいけない所が多々あります。変えるためには、●●だけの工数、さらには▲▲だけのコストがかかります。現段階においてはコストメリットが見いだしにくいので、適切な時期が来たら行うべきではないでしょうか?その方が、効果も非常に高いです。また、他社がまだ取り組んでいませんので、一旦他社が取り組んだ場合も必ず失敗すると思います。我々がその失敗を吸収することでスピーディーに実現可能かと思います」

 という「一見合理的」な発言を受けて、何となく流れてしまいます。

 文書をよく読むと「これは失敗すると思う」というメッセージが巧妙に隠されています。

 妄想でしょうか?(笑)

 ここで言ってはいけない反論があります。「お前はやりたくないのか?」

 決して相手は「やりたくない」とは言いませんし、そもそも言っていません。「いえ、やりたくないわけではないのです。ただ、タイミングの問題なのです」となります。

 メインメッセージは「(今は)やりたくない」です。

 「何で今じゃないのか?」とか「では、いつやるのか?」などその理由を聞くと、これまた色んな理由がでてきて、収拾が付かなくなってしまう泥仕合になりますのであまりオススメしません(笑)

 まぁ、人は基本変えることには、(心理的)抵抗感はおきるものです。

 そこで、変えようとする人がいらついて「今のやり方は古い!」とかやっちゃうんですね。

 もう、泥沼決定です。

 というのも、事実古いとしても過去を否定したところで、過去は戻ってきません。

過去を否定すると、過去頑張ってきた人が「自分がやってきたことは何だったのか」となり、それこそ(意図せず)人格否定や存在否定に捉えられてしまうのです。

 もう、そうなると感情というコントロールしにくい領域の話になってしまい、ロジックもへったくれもないです。

 結局、変えるというのは、過去どうこうではないんです。将来を見越してやろうとうしているに過ぎないんです。

この時間軸のずれというのは、意外とすりあわせができてないことがあるので、注意が必要です。

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