ワークライフ

求人が殺到している時は個人にとっても実は危険

 先日、あらためて文部科学省の「理工系人材育成戦略」のペーパーを読み直してみたら、見事に18歳人口が減少していました。平成3年がピークらしいのですが、私まさにその平成3年に18歳でした(笑)

 “baby boomer’s baby boomer”(親が第一次ベビーブーム、自分が第二次ベビーブーム)なので、そりゃあもう子どもの数は多かったです。

 子どもの数が多いと言うことは、当然受験戦争のピークですね。競争率は半端ないです。数年前に母校に帰って久しぶりに大学入試の偏差値マップを見ましたが(レイアウトが全く私たちの頃と変わっていなかったのにはビックリしましたが・・・それはさておき)大雑把に中堅校が偏差値が10近く下がっていたのにはビックリしました。

 大学入試で苦労して、就職するころにはバブルが崩壊し、偉くなった頃にはリーマンショックという三段落ちな世代です(笑)

 お陰で、大人の言うことは半分しか聞いていません(笑)

 閑話休題

 で、人口が減っていますね。となると求人倍率は上昇します。就職もいわゆる「売り手市場」になってます。

 ただ、売り手市場というのは、ミスマッチが起きやすいですから、別に大学生が楽なわけではないんですけどね。

 しかし、一方であちこちの会社から「来ませんか?」というお声がけが多いのは事実でしょう。バブル崩壊後なんて、そもそも採用停止という会社も多かったですから。

 あと、さらにIT系の人財も不足していますから、一般的に採用コストも上がっていきます。私は世界レベルからすると、まだ安いとは思っていますが、給与も上がってきています。

 技術者にとっては、いい環境ですね。

 ただし、気を付けておきたいことがあります。

 「その給与アップ分はあなたのバリューなのか?」ということです。

 こういう売り手市場というのは、人を募集する側の競争になりますから、自ずから給与などもアップする傾向にあります。何とか処遇もよくしようとするでしょうね。

 これはこれでいいんです。世の中は競争環境ですから。

 しかし、怖いのはそれは「自分の実力値」と勘違いしてしまうケースです。

 バブル時代を思い起こして見てれば良いのです。

企業が三顧の礼で学生を確保し、高い給与やもの凄い福利厚生で採用したんです。しかし、その時に自分のレベルが高いのだと勘違いして、全く自分に投資をしてこなかった人が続出したんです。

 バブル崩壊後彼らはどうなったか。

 もう、悲惨としか言いようがないです。

 こういうときというのは、勘違いしやすい環境なんですよね。

 厳しい言い方カモしれませんが、自分自身が能力が上がったわけではなく、「相対的に」上がったように見えるだけなんです。だって人が少ないですから競争率が高くなるんです。

 そして、仕事が別の方法で実現できるようになったとき、どうなるか?考えて見るといいかと思います。

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