問題解決

自前主義やスピード低下は規模の大小はあまり関係なかったりする

 とある日本を代表する大手企業が、外部のコンサルティング会社と組んで「コーポレート・アクセラレータープログラム(CAP)」を実施するという記事を読みました。

 CAPは数年前から仕組みとしてあって、消費財メーカーなどを中心にB2C企業においても色々と事例がありましたが、私がびっくりしたのは超大手のB2B企業であること。

 競争優位性を外に出すなんてかんがえにくいので、今まではコンサルを雇って戦略かんがえたり、自社でプロジェクトを組んでやるケースが多かったと思うんです。しかし、それを超えて外部の様々なリソースを使い始めたということに、驚きを感じました。

 大企業は動きが鈍いんだよねーとかいう、分かったような分からないような理由ではなくて(大手だから遅いのではなく、大手でも動きが速い会社はあります)、自前主義になったり、動きが遅くなる構造があります。(規模の大小は、関係ないことも多いです。規模が小さいのに大企業みたいなうごきをする会社もあります)

 自前主義や動きが遅くなる理由としてはいくつかあります。

・それなりに成功してきた企業や人は、自分たちの考えていることに自信があり、その考えをそのまま仕組み化してしまう。

・他社が作った仕組みをそのまま利用すると、コントロールの保証ができないので、自社がコントロールできる体制を作りたがる

・その考えていることを仕事として請け負う側は、相手が「お客さま」なので、可能な限り言われたことをする

・分業のやり方が下手で、全体像を誰も押さえていない。それ故、様々な要件がでてきており、他社の仕組みの適合性が低くなってしまう。

・コピーすべき所と、コピーすべきでないところの区別がついていない

・まぁ、結果的に「うちは特別」という話になってしまうのですが(笑)

・さらに、「何かあったらまずい」ですから、「ご報告」「ご説明」の膨大な仕事が出てくる

・「ご報告」「ご説明」が増えると、当然途中で「善意の意見」が沢山出るので、それらに対応して複雑な仕組みができあがる

 というわけです。

 以前に言った「俺様システム」の話と同根だったりします。でも、これらは悪気がないんですよ。

みんな一生懸命仕事をやっているが故に起きるパラドックスでもあったりします。

 CAPの話に戻りますが、いよいよ多くの企業も「このままでは不味い」と思い始めたんだと思います。

世の中には様々なアイデアがあり、優秀な人財も多い。それらの多種多様なアイデアや人財を組み合わせるようになるということは、日本にとっても本当にいいことだと思います。

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