問題解決

他社事例を探すことは良い場合と悪い場合がある

 昔から営業をしていると、必ずといって聞かれるが「他社さんはどうされているんですか?」という質問。

 何気なく聞いているのでしょうけども、こういう質問にはいくつかのパターンがありますが、まず考えられるのが、競合などの情報を探ろうとしているケース。こういう方はいいですよね。とても意欲的です。といっても、競合のことを簡単に教えるわけ無いんですが(笑)ただ、チャンスをうかがうという意味ではとても素晴らしいです。

 あと、もう一つが「他社事例が有った方が、上を説得しやすい」

 気持ちは分かりますが、これって時々担当者が可哀想になることがあります。

 他社と共通の項目があるのであればいいのですが、差別化要因もへったくれもなく、すぐに「他社はどうなんだ?」聞かれる場合がつらいんです。

 さらに「他社はやってません」となると2つのパターンがあります。

 「本当にないのか?もっと調べろ」と「ないことの証明」を求めるパターン。これを「悪魔の証明」といいます。(ないことは証明できない。あくまでも確率論でしかない)

もう一つは「他社がやっていないのであれば、失敗したらどうするんだ」という、典型的二番手戦略を想定したパターン

 どっちにしろ、これで新しいことなんてできません。

 まぁ、多くは「他社がやっているから自分たちも」というよりも「他社がやっている失敗は自分たちはしたくない」というよかれと思った発言が多いのが現実かと思います。

 と、同時に「うちの会社はチャレンジしないんですよねぇ」というボヤキも同じ人が言ったりするコントも起きたりします。

 そして、このようなコントを若いメンバーが見ています。

そして、チャレンジしたい人達からすると、最初は「難しいなぁ、どうやって乗り越えていけば良いんだろう?」から、だんだんと「あほくさ」という気分に変化していくんですね。

 これは結構危険です。どんどんチャレンジする人が会社からいなくなる。

 ただでさえ、採用が大変なのに、せっかく採用した人達もどんどん辞めていってしまう。残ったとしても、「無駄なので淡々と仕事する」か「いずれチャレンジするチャンスを・・・」と虎視眈々と狙うかのどちらかです。ただ、狙っている間は当然時間が過ぎ去っていくわけです。

 どうせやるなら、楽しくチャレンジできるようにしていきたいものですね。

ピックアップ記事

  1. スカイディスクと 水処理関連のスマートファクトリー化を促進
  2. 求人ページ専用のページを追加しました
  3. AIエンジニアリングのWebサイトが公開になりました

関連記事

  1. 問題解決

    自分の経験だけで語る「うちは特殊」

     何か仕組みを変えると出てくるのが「うちは特殊なので」 私は…

  2. 問題解決

    標準化の落とし穴2

    先日、私とCTOが書いた論文が書籍に掲載されました。駄文でも…

  3. 問題解決

    人を増やすともっと忙しくなる怪

    人を採用するのがどんどん大変になってきているのですが、やはりビジネス…

  4. 問題解決

    標準化の落とし穴3

    千葉県の台風被害が予想以上に酷いですね。被害にあった方が早く日常の生…

  5. 問題解決

    省人化って本当に効果あるのでしょうか?

    ちょっと刺激的な投げかけかもしれません。「効率化」の文脈で「省…

  6. 問題解決

    方針に従っているはずなのに、何故か方針通り行かない謎

    「うちの会社は属人化が進みすぎていて、標準化が進んでいない。効率が悪…

2019年10月
« 9月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

最近の記事

  1. ワークライフ

    本社はなぜ分かってくれないのか?
  2. 問題解決

    ITを入れるのは、組織を変えること同じ
  3. テクノロジー

    「使えるようになってから使う」では遅い
  4. ワークライフ

    新しく社会人になられるみなさまへ
  5. 問題解決

    偽装は人の問題なのではなく、そうなる構造が問題
PAGE TOP