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DXが進まない理由は?

DXやらRPAやらIoT, AIという言葉が流行り始めて、相当な時間が経ちましたね。

皆さんの周りでこの数年で変化はありましたか?

私個人の感覚では「もっとできるのになぁ」と思うことも多々あります。

しかし、このDXというのは、実はそんなに新しい概念でもなんでもなく、昔から語られたことだと思っています。「DXってシステム化と何が違うのか?」という疑問もあるかもしれませんが、システム化とDXは全然違います。

システム化は「人がやっていたことをITにさせましょう」という狭義のもの。ある意味RPAはそれに近いかもしれません。わかりやすい方です()

では、DXとは何なのか?

もう、定義が様々なんですがいくつか要件があると思っていて

・デジタルにデータとして表現されている

・特定の人じゃなくて、みんなで入力やアップデートがなされている

・時間と場所の概念を変えていること

・そして、そのデータは利用されている

こんなことかな?と思います。

人の工数を削減するとかいうのではなく、「人がやりたかったけども、人がやると面倒くさくて時間がかかりすぎる」ことを実現することだと思っています。

例えば、商品1個の原価が瞬時にわかる。

お客様から受けたオーダーを元に、生産機械が加工を変える

オーダーから発送まで全自動で行われる。などなど

目指すのは究極の個別化です。

そのためには、メーカーの場合は原価計算が瞬時にできないといけません。

原価計算は計算式で出てきます。となると、あとはデータさえあればできるんです。

ところが、受発注システムは営業の都合でつくられ、材料管理・生産管理は生産部門、原価計算は生産部門と経理部門がそれぞれ作る。

同じ部品一つでも、コードはバラバラ、単位もバラバラ。システム同士はつなげているけども、手作りのI/Fプログラムが存在していて改修もままならない。

そりゃ、なかなか難しいのは目に見えています。

おそらく、作っている過程で「原価計算も大切だけども、使い勝手はもっと大切」となってしまい、部分最適が起きてしまうのかもしれません。

そして、システムを改修しようにも、ビジネスは止まりませんから、「営業しながら建物を建て替える」ようなトリッキーなことが必要になってしまう。

なかなか難しいテーマなのかもしれません。

ちょっと暴言かもしれませんが、

ただ、私は過去のシステムややり方を温存させるくらいなら、いっそのこと「移行しない」とやって必要な期間だけデータを確保してしまえばいいのにとも思うのですが、何故か誰もしません。確かに暫くは新旧のシステムが混在するのですが、実際今だって混在しているわけですし、どうせ混在するんだからバッサリ分けてしまえばいいのに、なんて思うわけです。

もちろん、金融系でいういわゆる勘定系と言われる履歴および残高情報、お客様

使われるようなシステムの場合は、ある程度の移行は必要でしょう。

しかし、それはほんの一部であって、実際に御丁寧に過去何年ものデータを移行するようなことは必要なのか?というのが私の素朴な疑問です。

移行するというのは、今のやり方を温存するということにもつながりやすいですからね。

割り切らないと、いつまでも同じことを繰り返し、いつまで経っても「変われない」「システムが変わるとますます使いにくく、面倒臭い」状態になってしまうと思っています。そんな世界を作りたいですかね?みなさんは如何でしょう?